あれから一ヶ月が経った。

学校にも先生にも少しず慣れたきたかな。

先生も普段はすごく優しい。鬼教師なんてただの噂だったみたいで安心した。

「祐希、ちょっといいかな」 先生に呼ばれた

「は、はぃ」 変にドキドキしてしまう・・・美人すぎる

「話があるから面談室きてくれるかな」

「はぃ・・」 

「ちょっと言いにくい事なんだけど。。。学費が払われてないみたいなんだよね・・・。

なにかお母さんから聞いてるかな・・・?」

「(ヤバイじゃん)すみません・・・色々出費がかさんで学費遅れそうって言ってました・・。」

「そっか、わかったよ 遅れても大丈夫だから 祐希は心配しなくて大丈夫だからね」

優しい笑顔で・・・先生はそう言ってくれた・・。

「じゃ授業はじまるから 行こうか」

「はぃ!」

それから先生は色々気にかけてくれるようになった。なんだろう同情?
貧乏だと思ったからかな 汗

授業中先生はやたらと声をかけてくれた・・・ぃぁ皆に平等に声かけてるような気もするけど。

「こらっ!祐希寝てるんじゃないだろうな〜 ぺちっ!」

「痛てっ!あっ〜〜寝てました・・・ 汗」

「祐希!ちと先生黒板の上届かないから 書いてくれるかな・・・?」

こんな感じで授業中も生徒と絡んでくれる。美人なのにそれを鼻にかけない先生だ。

今まで先生と仲良くしたことなんてなかった。

いあ できなかった、どこか偉そうな先生ばかりだったから。


ある日、授業で映画鑑賞することになった。

皆で静かに見ていた、、、映画も中盤になってきたころ

チラっと先生を見てみると・・・。先生の瞳からは涙がこぼれ落ち、涙が頬を伝っていた。

私の胸がキュンっとなったのが聞こえた。

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