私はいつの間にか寝てしまっていた
太陽の光が降り注ぐ部屋でゆっくり目が覚めていく…
こんな幸せな気持ちで寝たのは はじめてだった
まだ霞む目でお姉さんを探すけど 部屋に お姉さんの姿はなかった
私はゆっくりとベットから起き上がって服を探したけど…見当たらない
裸で部屋からでるわけにもいかない そう思ってシーツにくるまって部屋の外にでた
キッチンに行くと お姉さんが料理をしていた。白いエプロンでとても可愛い
私はしばらく そんなお姉さんの後ろ姿を眺めていた…
お姉さんは私の視線に気が付いた
「あっ、起きたのね よく寝てたね」 とっても優しい笑顔のお姉さん
「そうだ、服は洗濯してるから そこに置いてある服に着替えてね」
「あっ ありがとうございます」 なんだかよそよそしい話方になっちゃう…
そこにはお姉さんの可愛い服が置かれていた
私はとまどったけど服をとって すばやく部屋に戻った
それはすごぃ可愛い服だった お姉さんの服だと思うとちょっと嬉しい!
私は着替えるとキッチンへいった
「やだぁ〜〜夏美ちゃん可愛すぎる!」お姉さんはそう言って抱きしめてきた
私は照れてしまった
「それじゃ そこに座って、ホットケーキやいてみたんだ!食べるでしょ?」
「うん!」 すごく嬉しかった
テーブルに座って お姉さんのホットケーキを待っていた
待っている間も 嬉しくて 子供に戻ったような気分だった 
まだホントに子供なのだけれど
「はい 召し上がれ〜」
「うわぁ〜〜すごく美味しそう!」
そこに置かれたホットケーキには チョコで可愛い猫の絵が書かれていた
しかも4段になっていて間にはハチミツとバター!
そして周りには生クリームとフルーツがいっぱいあった
「でしょ?いっぱい食べてね」
「うん!だけど食べるのがもったいないくらい可愛いね」
お姉さんは嬉しそうに微笑んだ
私が食べている間、お姉さんはずっと私の顔をみつめていた
さすがに食べにくい…
「あれ、お姉さんは食べないの?」
「ん〜お腹すいてなくて。夏美ちゃんは、気にしないで食べて」
ーー体調でも悪いのかな
「一口だけでも食べたほうがいいのに…体調が悪いの?」
「体調は大丈夫だよ。夏美ちゃんは優しいね」 お姉さんは笑顔で答えた
「それならいいけど・・・」
「でも、一口だけ食べようかな?夏美ちゃんが食べさせてくれるならね」
もしかして・・・それが目的だったのかなと思ってしまった。
「え、それじゃ あ〜んしてください」
私はホットケーキを一口サイズに切ってお姉さんの口に運んだ
だけどお姉さんは口を開けようとしない なんで…
「食べないの…?」そう聞くと お姉さんは微笑みながら 顔を近づけきた
そして ホークを持っている私の手を掴んでこういった
「口移しで食べさせてほしいの…」
「ええっ!!」 普通に驚いてしまった
お姉さんはホットケーキに乗っていたイチゴを取ると私の口に運んで食べさせた
そして・・・濃厚なキスをしてきた
イチゴの入った口の中をお姉さんの舌がいやらしく動きまわる
「んんっ・・・」甘いイチゴは、私とお姉さんの口を行ったり来たり…
もぅ舌なのかイチゴなのか誰の舌なのかもわからない
「美味しいね 夏美・・・」そんな風にイチゴを味わうと そう言って優しく微笑んだ
「さてと、これから仕事の打ち合わせなんだよね〜」
そういって 何事もなかったように 立ち上がった
お姉さんはアッサリした性格なのか、それとも照れ隠しなのかな…
あれ、そういえば お姉さんにホットケーキ食べさせるはずだったのに…
っと私は変に冷静になって考えてしまった
私はそんな事を考えながらお姉さんを黙ってみていた
「これから仕事の打ち合わせがあるんだけど ここでする予定だけど
すぐに終わると思うから 少しだけ待っててくれるかな?」
「あっ…うん、 お姉さんの仕事って…」
「そっか〜まだ言ってなかったね、デザイナーだよ」
「うわぁ〜かっこいいね!」 お姉さんのイメージにピッタリだと思った
「そぅ?」 ちょっと照れくさそうに、だけどクールに そぅ言った

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