「コン・・コン 入るね」 ぁ、お姉さんだ 終わったのかな
「ごめんね、ずっと待たせちゃって。弟がまさか来てたなんて思ってなくて…
驚いたでしょ・・・」
「いえ 気にしないでください」
確かに弟さんには 驚いた。・・・だけど私はあの言葉の方が気になっていた
でも聞けない、聞いちゃダメな気がして
「とりあえず 何か飲み物もってくるね」
「いえ、遅くなっちゃうとあれなので 帰ります」
「でも 今日はご両親お家に居ないんだよね?一人で留守番なんて危なすぎるよ」
「でも・・・。」お姉さんの気持ちは嬉しいけど、、、
「家に泊まっていったら?遠慮なんてしないで ねっ?」
「でも・・・やっぱり帰ります!」私はソファーから立ち上がりドアに向かおうとした
そのとき・・・腕を掴まれた!
そして私の体はお姉さんに引き寄せられた!
「お願い・・・夏美ちゃん 今夜は一緒にいてほしいの、、、」
ドキッ、、、いっきに私の胸の鼓動が速くなった
不意に抱きしめられ、どうしたらいいのか わからない 
何も答えることもできずに、ただ抱きしめられ 私の胸はドキドキしていた
しばらくして お姉さんは、私の顔をみつめてきた
私はどんな顔をしたらいいのか分からず 下を向いた
すると下を向いた私のアゴを優しくつかんで 持ち上げ 深い瞳でみつめてきた
私は怖いわけではないのに 体が勝手に震えだしてしまった…
お姉さんの唇がどんどん近づいて 私の唇に付くか付かないかという場所でとまると 
お姉さんの唇は急に方向を変え、私の頬にキスをした
私は腰を抜かして お姉さんの体から床に崩れ落ちた
「だ、大丈夫 夏美ちゃん! ごめんね驚かせちゃったよね」
腰を抜かすなんて…恥ずかしすぎる
「・・・大丈夫です、だ、だけど、起き上がれない…」
「わかった、夏美ちゃんベッドまでいけるかな」
お姉さんは私を抱きかかえて ベッドに座らせてくれた
「夏美ちゃん、なにか飲み物もって来るね」
お姉さんは暖かいココアを入れてきてくれた、そのココアは甘くてほんのり苦かった
「少し落ち着いたかな」
「うん…」  冷静を装ってみたけど
落ち着けるわけがなかった…!だってこんな事…
「それじゃお風呂に入ってから一緒にDVDみよう?」
お姉さんは何事もなかったかのように笑顔で話しかけてきた
私にはとてもDVDを見る余裕なんてない
「じゃ 夏美ちゃん先にお風呂に入って」
言われるがまま 私はシャワーをゆっくり浴びてお風呂からでると そこにはバスローブが用意されていた。こんなの着たことない…
でもこれ着るのかな…私は少し大きいバスローブを着てお風呂からでてベッドの上に座った
お姉さんがお風呂に入っている間、私はドキドキしてきた
ベッドの上にバスローブ姿でお姉さんを待っているなんて、、、なんかこれって…
「ふぅ〜お風呂でサッパリした。あっ、バスローブかなり大きかったね?
でも、なんだか可愛い・・・・夏美ちゃん、、、」
お姉さんのストレートの髪は 濡れていた、髪を拭きながら私に微笑んでいる
胸はドキドキしていて苦しいくらいだった
私は変な気持ちになってしまっていた
「乾かさないと風邪ひいちゃうよ」
お姉さんは 私の隣に腰掛けた。そして私の濡れた髪を拭いてくれた
私はその間、どこに手を置いたらいいのか、
どうやって息をするばいいのかもわからないくらいに胸がドキドキしていた
「あっ。」お姉さんの声が漏れた
私は自分でもわけがわからないうちに お姉さんをベッドに押し倒し 腕を押さえつけていた
だけど、、、そこからどうしたらいいのか わからなかった…
ーー何をやってるんだろう・・・私
お姉さんは そんな私をみつめていた
「初めてなのね・・・」そういうと優しく微笑んだ
「うわぁ!!」 今度は私の声が漏れた
逆に私がベッドに押し倒されてしまった…!

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