「じゃ、夏美ちゃん 最初はどこのお店にいこうか?」
「んー。最初に102で服を見たいです」
「OK! 102なんて久々だな〜若いときはよく通ったんだけどね」
「え・・お姉さん まだ若いですよ 全然余裕ですよ!美人なんだし」
「ありがとう。」そういうと私の頭をナデナデしてくれた。照れくさかったけど嬉しかった
こんなお姉ちゃんが本当にいてくれたらな、、、

それから本当の姉妹のように服屋さんで服選びをしたり、マッ○でお昼を食べたり
ゲーセンで遊んでプリを撮ったりして町をフラフラして楽しく過ごした
周りからは姉妹だと思われていたかな…そんなことを考えたりした
そんな楽しい時間は、あっという間に過ぎていった 
もう空は暗くなってきていた
「夏美ちゃん 疲れたね。お姉さん、こんなに楽しく過ごせたの久々だよ」
お姉さんは嬉しそうにそう言ってくれた
「私もすごく楽しかったです。あっという間に時間が経っちゃいましたね」
もぅお別れなんて寂しい…
お姉さんの横顔をみながら「まだ一緒にいたい…」っという一言が喉まででかけた
「これから・・・家にくる?」 
「行ってもいんですか・・・?」嬉しさを隠して ちょっと遠慮しながら聞いてみた
「もちろん、せっかく仲良くなったし まだ一緒にいたいしね
お姉さん、弟がいるんだけど めったに帰ってこない弟だから
一人暮らしみたいなものなの。だから遠慮はいらないよ」
「そぅなんですか…」 弟と不仲なのかな…
「よし、それじゃ〜ツチヤでDVD借りて家で一緒にみようか!」
「それいいですね!」
DVDを借りてお姉さんの家まで来た…
やっぱりお姉さんの家は金持ちだった、ついた場所は高級マンションの前
こんな高級マンションに入ったことのない私は緊張していた
お姉さんの家の玄関に入ると 男物の靴が一足置いてあった
「あれ?もしかして弟が来てるのかも…夏美ちゃん遠慮しなくていいから あがって」
弟さんがきてるなら…お邪魔かな私?
「あの…」
「あ、姉ちゃん 待ってたぜぇ 金くれよ」 私の言葉はさえぎられた
ーーえっ・・なに?
「もぅいい加減にしなさい。今月のお金はあげたでしょ!
そんなことより学校にはちゃんと行ってるの?」
ヤバイ時にお邪魔しちゃったみたいで…なんだか居心地が悪かった
「あ・・あの!!すいません 私帰ります」 無理やり話しにわりこんだ
「誰?こいつ?可愛いじゃんか」そう言って近づいてきた…!
そして私のアゴをつかんで 顔を近づけてきた
「ふ〜〜ん、若いねぇ 今度は若い子に変えたんだ?」
“若い子に変えた”ってなに・・・? その時の私には意味がわからななかった。
「な、なに言ってるの!ほら夏美ちゃんから手を離して!ふざけないで!」
「ごめんね 夏美ちゃん、私の部屋でちょっと待っててくれる?すぐ終わるから」
「は、はぃ…。」
わけが解らないまま部屋につれていかれた。
私は待っている間に考えていた・・・弟の言葉を

次へ

inserted by FC2 system