お姉さんと玄関で別れた後、香織さんと二人でエレベーターに乗った
エレベーターの中は変な緊迫感に支配されいる
香織さんはボタンの前に立ち なにか考えごとをしていて 何も押そうとしない…
「なんで・・・」
「え?」
「なんで あんたみたいな子供がいいのかな?」そう言って私を睨んだ
ーー 怖い…!
そしてエレベーターは屋上に向かって動きだした
「あの…なんで屋上に行くんですか…」 声が震えてしまう…
「はぅ…!!」 いきな香織さんはお腹を殴ってきた
苦しくて 息もできない…
私はエレベーターの床にうずくまった
「ねぇ?何でなのかな?」 
うずくまっている私に話しかけてくる香織さんの声の表情が恐ろしくて
私は顔を上げることもできずに うずくまっていることしかできないでいた
そんな私の髪を掴んで 上に持ち上げた
「いたい・・・!!」 痛くて香織さんのその手を両手でつかんだ
「もしかしてキスが上手いとか?体が良いとかかな?」
「放してよ!!」
「私はあなたに聞いてるのよ?ちゃんと聞いてる・・・?」
そう言ってお腹をまた殴ってきた・・・!
「はっう…!!」 
ーー 息が…できない
「顔は殴らないから安心して」 その言葉で 私の血の気が引いていった…!
そして屋上につくと そのまま髪をつかまれエレベーターから引きずり出された
「ここなら ゆっくり確かめられる」 その笑顔は恐ろく 私には絶望感が襲ってきた
香織さんはバッグから紐を取り出した
それを見て 私は必死の抵抗をした だけどみぞおちを数回殴れている私の力は
無いも同じだった…
そして、簡単に私の両手は屋上のフェンスに縛りつけられた
「やめて…こんな事しても意味ないでしょ…お願いだから、、、」
手首は強く縛られていて もがけば もがくほどキツく締められいくようだった
私のお尻は冷たいコンクリートに着くか着かないかの位置にあった
足で体を支えないでぶら下がってしまうと手首は千切れそうなほど痛む
「意味はあるわ ・・・」 
「うっ…ゲホッ…ゲホッ」
何度も何度もお腹に蹴りを入れてくる…!
私はお腹に力を入れて耐えようと 我慢し続けた
「ヤメ…テ!はぅ!…ゲホッ…ゲホッ」
ーーもうダメかもしれない…!!そう思ったとき 蹴りが止まった!
「おっとー死なれちゃ困るし これくらいにしなくちゃね」
「・・・・・・・・・」
「ねぇ 痛い?」私のアゴをつかんで そんな当たり前のことを聞いてきた
私にはもう答える気力もなく お腹の痛みで意識がなくなりそうだった…
力の抜けた体のせいで手首に体重がかかってしまい 
手首はもう痛みすら感じなくなっていた
「待ってね 今から写真撮影の準備するから」
もう何を言っているのか 何をしているのかもよくわからない
目の前はぼやけてかすんでいる
きっとこの人は 私の服を脱がしている…
きっとそうだ…そんな事を途切れそうな意識の中で思っていた
しばらくして眩しい光が…カシャ…カシャ…カシャ…
ーー眩しい…
「パシッ…!」
ーー痛い…!頬に痛みが走った…!
「起きて ほら!」香織さんは何度か私の頬をビンタした
「写真撮ったから見てみて」
そう言うと 写真を見せてきた
…な、なにこれ!? 全裸の私の写真がそこにはあった…
「これ 誰かに見られたらどうする?」
私は香織さんを睨みつけた…
「そんな顔していいわけ…?」
そう言って また何度もお腹に蹴りをいれてきた
「うっ…ゲホッ…ゲホッ」 

「このくらいで簡便してあげるけど、私がこの写真持っていること忘れないでね?」

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