次の日の朝、私は早く起きた
何故なら お母さん達が2泊3日の温泉旅行から帰ってくる日だから
お姉さんは、まだ私の隣ですやすやと眠っている
起こさない方がいいかな・・・私は部屋から出て 朝食を作る事にした
昨日、お腹が空かないって言って全然ご飯を食べなかったお姉さんに何か食べてもらいたかったから
食欲がなくても食べられる物ってなんだろう
やっぱり・・お粥かな? っというか、私は料理をしたことがない
だからお粥か、目玉焼き、卵焼き、くらいしかどっちみち作れないのだけれど
とりあえず、お粥作ってみよう。そう決心して炊飯器をみたけれどお米がない…!
ーーあっ もしかしたらチンするだけのアノ定番のお米があるかもしれない
そう思って棚という棚をすべて開けた
「みつけた…!」 ーーやっぱりあった。良かった
それをチンして、鍋に入れて水を入れ・・・そして塩を少し入れてみた
こんな感じでいいのかな。ちょっと心配だったけど、コトコト煮込んだらお粥らしくなった
さてと・・・お姉さんを起こそうかな
部屋に行くと、お姉さんはまだぐっすり眠っていた
やっぱり起こすのは可愛そう
私はメモを残して帰る事にした
    
お姉さんへ・・・
     
お母さん達が帰ってくるので 帰ります。
お粥を作っておいたので 食べてください。
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                       夏美より

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